標高シミュレータ MEDAS
標高シミュレータで、Road to Rig.のテスト検証に最適です。エンジンの吸入圧や排気圧の制御だけでなく、吸入空気の温度調節もできます。シャシダイナモメータ上での車両の標高シミュレーションも可能です。
概要
正確-過渡対応-高効率
研究開発のための標高シミュレーションシステム
新しいレギュレーションの動向としてReal Driving Emissions(RDE)はますます重要となってきています。実路走行の状態で想定される様々な標高においても、グローバルな排ガス基準と最新の動力性能を満たすエンジンを開発するためには、正確な試験が不可欠です。従来はこのような試験には高地試験室を使っていましたが、コスト、柔軟性、精度、運転時のエネルギー消費という課題がありました。
これらの課題を解決するために開発されたMEDASは、過渡試験にも対応しており、RDEに関連する試験室での路上の再現や標高の異なる試験室間のグローバル相関を実現できます。MEDASはエンジンとパワートレインの試験室においてエンジンの吸排気の圧力に加えて、温度についても制御が可能です。さらに、シャシ試験においても定常のみならず、過渡的な試験サイクルにおいてご使用いただけます。
MEDASは次のような試験が出来ます。
- エンジンの最適化とマッピング試験
- 燃料消費の低減
- 出力性能の改善
- RDEも踏まえたエミッションの最適化
- 標高の異なるラボ間のグローバル相関
2種類のMEDASをご提供します。
テクニカルデータ
モデル | MEDAS-5012 VO | MEDAS-5009 V |
|---|---|---|
機能 | 減圧・加圧 | 減圧 |
再現域 | 5,000 m まで | 5,000 m まで |
加圧モード | 2,000 m 以上 | なし |
質量流量※ | 1,200 kg/h まで | 900 kg/h まで |
外観(H×W×L) | 1,600 x 1,150 x 2,816 mm | 1,600 x 1,150 x 2,040 mm |
重量 | 約 1,800 kg | 約 1,300 kg |
電力 | 45 kW | 45 kW |
※高度2,000 mにて
特長
幅広いレンジの再現性と高い柔軟性
減圧モードと加圧モードの双方を模擬
- 同一システムで減圧モードと加圧モードの再現が可能
- 定常並びに過渡試験に対応
- 最大高度の5,000m迄短時間に到達可能
- エンジンの吸気と排気の双方で正確な条件を再現
高精度・高機能
- エンジンの過渡運転時の挙動に追従可能
- ±10mの正確性(Typ)
- エンジン・車両の実路再現を含む過度運転に対応
- 高い再現性
拡張性の高いシステム
- 湿度・温度調整ユニットの追加で機能の拡張が可能
- 柔軟性の高い外部インターフェース
効率性
- 超高速制御により最良の効率を実現
- 高いエネルギー効率
- 簡易な装置導入と標準の操作パネルによる容易な運転
信頼性
- スペアパーツのグローバル供給
- 簡単なメンテナンス
- エンジンへの取付けが容易
定常試験・過渡試験の双方に柔軟に対応
例えばRDEに関連する開発にご使用の場合、本装置により標高と周囲環境に対し、所定の圧力と温度を実現できます。実際の環境におけるエンジンの使用状態と同じ圧力と吸入空気量をエンジンの吸気と排気の双方で正確に再現できます。(湿度はオプションとなります)
簡単な操作
MEDASは、外部の自動運転装置からの操作に加え、本体のタッチスクリーンから指令値や動作状況の表示を選択できます。
最新の環境模擬装置
吸排気の諸条件の制御が可能
最新のRDE規制に対応するため、試験室での路上の再現、開発のフロントローディングが性能の検証・確認、燃料消費率低減が重要となります。MEDASは電動モータによって駆動される過給器とターボを使ったエネルギー効率の良い試験装置です。
これらの高速回転要素の制御により、エンジンの吸気と排気において、高い応答性と精度で圧力と温度を実現しています。これにより従来必要であった大型のバッファタンクを省略できました。
これがMEDASと同目的の従来製品との大きな違いで、エネルギー消費とサイズを5〜10倍まで改善しています。過給器、ターボを結ぶ配管構成はバルブとフラップによって変更でき、その場合は、負圧モードだけで加圧モードで運転できます。
MEDASは実環境の標高と温度を再現するためのコストパフォーマンスに優れた装置です。(湿度はオプションです)

(稼働中の設定可能な空調レンジは再現された高地の条件によります)
吸排気圧の調整
エンジンの開発においてはエンジンの吸気や排気の圧力は、燃費とミッションの低減や性能に非常に密接な関係を持っています。
加圧並びに減圧により実環境の温度影響を模擬
MEDASを使うことにより、標高並びに登坂や降坂の模擬に加えて、グローバル開発における開発拠点ごとの標高を補正した相関試験にも欠かすことが出来ません。
製造会社: HORIBA
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[HORIBAグループ全社休業のお知らせ]
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