Synapse IGA検出器

概要

SynapseIGA検出器は、電子冷却方式を採用し、通常タイプ(800nm~1650nm)、Extendedタイプ(1050nm~2100nm)の波長をカバーする高い量子効率を持ったInGaAsアレイ検出器で、それぞれ

  • 通常タイプ 512x1(25×500μm)、512×1(50×500μm)、1024×1(25×500μm)
  • Extendedタイプ 512x1(25×250μm)、512×1(50×250μm)、1024×1(25×250μm)

のピクセルフォーマットから選択が可能です。液体窒素レスで、NIR領域の微弱光の検出に威力を発揮します。

特長

  • 分光アプリケーションに特化した設計。
  • 低ノイズで、最高のNIR感度
  • 優れたリニアリティを持ち、ダイナミックレンズ全体で、高精度なデータがえられます。
  • USB2.0インターフェースを搭載
  • アプリケーションにあわせて、High Dynamic RangeとHigh Sensitivityの2つのモードの選択が可能。
  • アナログ入力を標準で装備しているため、リファレンス信号も同時に取り込みが可能です。

製造会社: HORIBA Scientific

仕様


SynapseIGA-1700

SynapseIGA-2200

波長レンジ*1

800nm〜1650nm

1050nm〜2100nm

ピクセル

512X1,512X1,1024X1

512X1,512X1,1024X1

ピクセルサイズ

25×500,50×500,25×500μm

25×250,50x250,25x250μm

リードアウトノイズ
HiS Mode

0.5〜0.7Ke-rms (Typical)

0.5〜0.7Ke-rms (Typical)

リードアウトノイズ
HiD Mode

5〜7Ke-rms (Typical)

5〜7Ke-rms (Typical)

Full Well Capacity
HiS Mode

5Me- (Typical)

5Me- (Typical)

Full Well Capacity
HiD Mode

130Me- (Typical)

130Me- (Typical)

ダークカレント

35ke-/pixel/S (Typical)

35Me-/pixel/S (Typical)

ノンリニアリティ

±1%以下

±1%以下

ゲイン
HiS Mode

58e-/count

75e-/count

ゲイン
HiD Mode

1545e-/count

2000e-/count

ダイナミックレンジ

16ビットADC

16ビットADC

冷却方法

電子冷却

電子冷却

検出素子温度

-60℃

-60℃

インターフェース

USB2.0

USB2.0

欠陥ピクセル*2

最大5Pixel以内*3
最大10Pixel以内*4

最大10Pixel以内*3
最大20Pixel以内*4

Software Development Kit

オプション

オプション

LabVIEW Vis

オプション

オプション

*1 -60℃でご使用の場合
*2 ダークスポットまたは、ホットスポットの数
*3 512チャンネルタイプ
*4 1024チャンネルタイプ

 

常温での量子効率


SynapseIGA-1700


SynapseIGA-2200

 

IGAチップデータシート

Type

SynapseIGA-1700

DataSheet

SynapseIGA-2200

DataSheet

アプリケーション

InGaAsのフォトルミネッセンススペクトル
InGaAsのフォトルミネッセンススペクトル

Extendedタイプ
SynapseIGA-2200、SymphonyIGA-2200は、長波長側にカットオフ波長が伸びています。
これは、InGaAsのフォトルミネッセンススペクトルですが、通常タイプ(SynapseIGA-1700、SymphonyIGA-1700)で測定すると、検出器の長波長側の限界から、ピーク位置が、短波長側へシフトしてしまいます。(青色のスペクトル)SynapseIGA-2200、SymphonyIGA-2200では、2000nm以上まで、感度があるため、1650nmのピークが正確に測定されています。(赤色スペクトル)

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