
酸素・窒素分析装置 EMGA-920
概要
鉄鋼、新素材、触媒など世界最先端技術の技術開発や品質管理に欠かせない高精度でスピーディな元素分析を実現するツール。
ユーザの要望を最大限に反映させた新世代モデル。
特長
- 測定濃度ワイドレンジ 酸素 〜5%(m/m)、窒素 〜3%(m/m)
・CO、CO2用検出器を搭載することによりワイドレンジを実現。
・N2測定用熱伝導度検出器(TCD)の最適化設計。 - 精度(再現性)※
・酸素/窒素:
σn-1≦0.000002%(m/m) もしくは CV≦0.5%(標準ガス)
σn-1≦0.00003%(m/m):標準値0.001%(m/m)以下の試料を指定
CV≦1.0%:標準値0.01〜0.02%(m/m)の試料を指定
CV≦0.5%(m/m):標準値15%(m/m)以上のセラミックス試料を指定
※ 試料質量は1.0±0.1gとする(ただし、セラミックス試料は除く)。
下記の自動化機構を用いた保証値。
標準試料は弊社指定のものを用いる。 - 標準規格準
・鉄鋼、チタン、タンタル、セラミックスなどの標準分析手法としてEMGA-920を採用いただけます。
代表例:ISO10720:1997、ISO17053:2005
JIS G1228:1997
ASTM E1019:2003、ASTM E1569:2003、ASTM E1409:2005など
リモートモニタリング対応
製造会社: HORIBA
仕様
製品名 | 酸素・窒素分析装置 |
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形式 | EMGA-920 |
測定方法 | 酸素:不活性ガス融解-非分散型赤外線吸収法(NDIR) |
測定範囲※1 | 酸素:0~5%(m/m)、窒素:0~3%(m/m) |
試料質量 | 1.0±0.1g |
感度(最小読取) | 酸素、窒素:0.0000001%(m/m) |
精度(再現性)※2 | 酸素/窒素: |
測定時間 | 測定者による試料投入後135秒以内に結果表示 |
表示 | (1)測定結果:LCDおよびプリントアウト時 |
ガス抽出炉電力 | インパルス炉出力:0~8.0kW |
試料投入機構 | デュアル投入機構 |
自動化機構 | オートクリーナ、るつぼローダ |
積算条件 | コンパレータ積算、時間積算の併用またはいずれかを選択 |
試料ID | 半角20文字以内 |
校正 | (1)1点または最小自乗一次近似式を用いた多点校正 (ガス/標準試料) |
機能 | (1)リアルタイム抽出カーブ表示 |
外形寸法・質量 | 750mm(H)×785mm(D)×653mm(W) |
制御用PC | Windows® XP(SP2)以上が動作するパソコン |
電源 | (1)電源電圧:AC200/220/230V (特注による240V対応可能) |
周囲条件 | (1)電源電圧:AC200/220/230V (特注による240V対応可能) |
周囲条件 | (1)温度:動作保証温度5~40℃、性能保証温度5~35℃ |
ガス | ヘリウム:純度99.995%以上、圧力0.35MPa (装置本体より3m以内にてØ3/2mm SUS管取り合い) |
冷却方式 | 冷却水循環ユニット(別置きタイプ) |
電子天秤 | 最小表示1~0.01mgまで接続可能 <オプション> |
定電圧電源(AVR) | 容量15kVA(入力電圧は注文時に指定) |
※EMGA-820はEMGA-920と基本性能は同じですが、るつぼローダが装備されておらず、オートクリーナとガズドーザがオプションです。
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