マクロラマン分光装置

概要

高感度かつコンパクトなラマン分光装置

  • コンパクト

    コンパクトな光学設計により、手軽にラマン分析を実現します。生産現場での工程検査用途や学校教育用途などに最適です。

  • 高感度

    高感度検出器および優れた光学設計の組み合わせにより、わずかなスペクトルの違いも高感度に検出し、容易に定性・定量分析が可能になります。

  • 拡張性

    様々なサンプルホルダをラインアップ。バルク・粉体・液体試料など、幅広い試料の測定が可能です。

    • 液体試料の温調測定も可能
    • 装置前面のファイバーポートより各種プローブを接続し、反応槽やバイオリアクター中の試料をリアルタイムで測定可能


製造会社: HORIBA

仕様

光源波長

785 nm

レーザ出力

最大450 mW(ソフトウェアより制御可能)

波数範囲

100 ~ 3400 cm-1

波数分解能

8 cm-1 at 914 nm(ストークス側)

寸法(W×D×H)

432 × 432 × 381 mm

重量

20.4 kg

アプリケーション

  • プラスチックの分類

    下図は構造の異なる7 種類のナイロン繊維の測定事例です。ナイロンは一般に脂肪族骨格を含むポリアミドで、モノマー成分の炭素数によって様々な特長を持ちますが、同系のポリマーでも明確に識別・分別できています。
    ビニール袋やペットボトル、漁網などの海洋ゴミなど環境問題として知られているマイクロプラスチックの分析にも応用されています。



  • 容器外部からの内容物の識別

    容器外部から内容物のラマンスペクトルを収集できます。
    883 cm-1 付近にエタノールに特徴的なピークを検出しています。


    ラマンプローブヘッドを用いた容器中エタノールの測定例

  • 定量分析

    低濃度から高濃度まで、濃度とピーク面積に相関性が得られており、検量線を作成することで簡単に定量分析ができます。



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