飲料の製造工程では、製品本来のフレーバー以外に、外部からの臭気成分の付加や元々のフレーバーのバランス変化により、オフフレーバーと呼ばれる臭いが発生することで、美味しさが損なわれ、製品の品質を低下させます。

例えばビールの場合、オフフレーバーは通常工程での自然発生の他、原料に由来するものや外部から注入される炭酸ガスの生産時に残留する不純物が要因となることもあります。

硫化水素はビールの発酵工程中に生成され、問題となるオフフレーバーの代表であるため、少しでも発生させないように発酵条件や酵母菌株の選定など、製造工程での制御努力がされています。

オフフレーバー種の分析には一般的にガスクロマトグラフィーが使用されていますが、硫化物オフフレーバーの異常検出時の素早い対応やより細かな品質管理、そして手分析での作業時間の削減が求められています。

飲料メーカ品質担当者や炭酸ガス供給メーカの声

  • 異常検出時に製造ラインに即フィードバックをしたい。
  • 検出業務の作業時間を削減したい。
  • 自社工場内の副生ガスの二酸化炭素を、注入用炭酸ガスとして使用するために、不純物の管理をしたい。
  • 販売用の炭酸ガス生産ラインで連続計測をし、生産のコストダウンや品質向上につなげたい。
  • 硫化水素だけでなく、他の硫化物も計測したい。

HORIBAのソリューション

「硫化物オフフレーバー計」で解決!
 硫化物オフフレーバーに関連するガスを硫化水素として高感度に計測

 

  • 高感度に連続計測

     硫化物オフフレーバーを酸化後、分析部にて高感度に計測 (0-10 ppb)

          ※測定対象とする硫化物オフフレーバーはお問い合わせください。

  •  運用に合わせた分析計自動校正機能付き

     現場の保守日程や夜間など、好きな日時に合わせて事前に設定できるので校正が効率よく行えます。                            

  • 多点サンプリングポイント切り替え(オプション)

         複数のサンプリングポイントを切り替えて計測できます。

構成例

[高感度]  硫化物オフフレーバー計 + カスタマイズ

    

 

 

 

        

    オフフレーバーと同時に炭酸ガスの品質管理にも!

       

  飲料用炭酸ガス(二酸化炭素)分析計 VA-5001R

[HORIBAグループ全社休業のお知らせ]
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