空間の美観を維持するフロアメンテナンス
外観や内装、店舗や施設の美観は、集客や商品の売れ行きを左右し、大きな影響を与えます。通常、美観を維持するため、店鋪や施設などの床面に清掃やワックスがけを定期的に行います。このような清掃の効果の確認は、従来、人による目視検査に頼ることが多く、検査する人の個人差などにより判断にばらつきが生じるため、基準がどうしてもあいまいになってしまいます。このようなフロアメンテナンスの光沢管理においても、「あいまいさ」を数値化するツールとして、HORIBAの光沢計が活躍しています。
課題
- 床面光沢の管理を目視に頼る場合、個人による感じ方の違いや、天候、照明などの影響を受け、判断基準があいまいになっていた。
HORIBAの光沢計で数値による明確な管理を実現
HORIBAの光沢計の導入によって、人の判断による「あいまい」な管理ではなく、数値による明確な管理が可能になります。
特長
- 小型、軽量、簡単操作によって、誰でも現場で簡単に測定可能
- 防滴構造(IP42)で、水を使う現場でも安心して使用可能
運用事例
- ワックス剥離
古くなって劣化・変質したワックスは、除去が必要不可欠です。剥離液を床面にむらなく塗ってワックスを浮き上がらせ、ポリッシャーで剥離して、バキュームで汚水を回収します。その後、水洗浄を行い、床面を乾燥させます。
ワックス剥離後の光沢度:4.7
何点か測定し、ワックス剥離が十分でない(光沢度が他点より高い)箇所があれば、再剥離を実施
- ワックス塗布~乾燥
ワックス用モップで樹脂ワックスを均一に、塗り残しのないよう塗布します。送風機等を用いて床面を十分に乾燥させてます。
ワックス乾燥後の光沢度43.9
ワックス2層塗布後の光沢度は43.9。剥離後の値から大幅に上昇します。
- 定期清掃メンテナンス
洗浄液を床面にむらなく塗り広げ、ポリッシャーで洗浄し、バキュームで汚水を改修します。必要に応じて水洗浄を行い、床面を乾燥させた後、ワックス塗布~乾燥を実施します。
定期メンテナンス後の光沢度:67.7
定期的なメンテナンスのワックスを上塗りすることで、床面の光沢度はさらに上昇します。
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ハンディ光沢計 グロスチェッカ IG-340
電源を入れてサンプルに押し当てるだけで瞬時に光沢を数値化する、HORIBAのIGシリーズ特長である簡単測定はそのままに、現場でより直感的、機能的に測定できるようにこだわった光沢計です。
[HORIBAグループ全社休業のお知らせ]
誠に勝手ながら、2022年11月3日(木・祝)~11月6日(日)はHORIBAグループの全社休業日となります。この間にいただいたお問い合わせにつきましては、11月7日(月)より順次対応いたします。ご不便をお掛けしますが、ご理解、ご了承いただけますようお願いいたします。