石油化学
石油化学とは、石油や天然ガスを原料として基礎製品を生成し、合成繊維や合成樹脂など多様な関連産業の原料(誘導品)を生み出すプロセスです。日本では主にナフサが原料ですが、諸外国ではシェールガスや石炭など非ナフサ原料からのエチレン製造など、安価な誘導品製造が増えているため、生産性や国際競争力の向上が課題となっています。
HORIBAのソリューション
HORIBAは、各種プロセス効率向上・監視に用いる幅広いラインアップの分析装置を提供しています。特に可燃性のガス・蒸気・粉じんなどが混ざり、爆発性雰囲気となるおそれのある地域でも使用できるように、TIIS防爆認証を取得した機器を提供し、石油精製プロセスの課題解決に貢献しています。
図1:一般的な石油化学プロセス
関連製品一覧
煙道排ガス分析装置 ENDA-5000シリーズ
煙道排ガス中の最大5成分(NOx/SO2/CO/CO2/O2)を1台で同時測定が可能な装置です。脱硝装置入口の窒素酸化物(NOx)監視や、脱硝装置の出入口の二酸化硫黄(SO2), 酸素(O2)監視など発電所などに導入されている排ガス処理のプロセスコントロール用装置として使用できます。
原理:
煙道排ガス分析装置 ENDA-C9000シリーズ
脱硝装置出口の残留アンモニア(NH3)濃度を連続測定する煙道排ガス分析計です。脱硝触媒の劣化監視、NH3の注入量制御、硫安結晶物の生成防止など、設備の監視・コントロールに活用できます。
原理:
ポータブルガス分析計 PG-300シリーズ
ばい煙やダイオキシン規制への対応から、燃料電池の評価試験や混焼など新たな発電方法まで様々な計測ニーズまで応え、脱炭素社会に貢献する、フィールドタイプの小型ポータブルガス分析計です。
原理:
自動全窒素・全りん測定装置 <TPNA-500>
河川・湖沼・閉鎖性海域等の全窒素・全りん濃度を高精度で測定する装置です。測定試薬の長寿命化、消費電力の削減などにより、ライフサイクルコストの低減を実現しました。
シリカ分析装置 SLIA-5000
ボイラ水、純水精製設備の微量シリカを迅速に自動測定
火力、原子力発電所などで、高温・高圧の水蒸気によるタービンの駆動を効率よく行うためには、スケールの原因物質であるシリカ(SiO₂)の管理が重要です。この度、HORIBAの長年にわたる納入実績と技術ノウハウを結集し、従来の安定性・信頼性・メンテナンス性はそのままに、シリカ分析装置は新たに生まれ変わります。
微量濃度ガス分析計 AP-370シリーズ
大気汚染環境監視装置で50年以上にわたり培ってきたHORIBAのノウハウが集約された微量濃度ガス分析計シリーズです。測定対象ガスの種類に合わせた最適な測定原理で、多様なニーズに細やかに対応します。
現場形工業用水質計 H-1シリーズ
水質の総合的な計測・管理のために必要な測定項目をトータルラインアップした現場設置形の水質計シリーズです。純水装置から排水処理にいたる、あらゆる水処理にトータルでお応えします。
防爆形プロセス用赤外線ガス分析計51シリーズ
国際防爆認証規格に適合する防爆形分析計シリーズです。石油精製所や化学工場など、爆発の恐れがある環境での使用から、燃料電池や電位自動車など次世代に向けた新しい分野での研究施設まで、幅広く安全を提供します。
[HORIBAグループ全社休業のお知らせ]
誠に勝手ながら、2022年11月3日(木・祝)~11月6日(日)はHORIBAグループの全社休業日となります。この間にいただいたお問い合わせにつきましては、11月7日(月)より順次対応いたします。ご不便をお掛けしますが、ご理解、ご了承いただけますようお願いいたします。