大気汚染・室内空気質計測機器
HORIBAの大気汚染監視用分析計は、ppbレベルの精度と長期安定性に優れた信頼性の高い分析計として、フィールドで高く評価されています。自治体や事業所による大気監視計測を目的として幅広く利用されているほか、半導体工場クリーンルーム内の分子状汚染物質(AMC)の監視など、室内空気質のモニタリングにも使用できます。
測定成分をお選びいただくと、該当製品ラインアップをご覧いただけます。
以下に記載の成分以外の測定を希望される方は、別途お問い合わせください。
NOx濃度
窒素酸化物(NOx)は、主に一酸化窒素(NO)と二酸化窒素(NO2)のことをいいます。窒素酸化物(NOx)は光化学スモッグや酸性雨の原因になり、特に二酸化窒素(NO2)は喉・器官・肺などの人の呼吸器に悪い影響を与えます。
窒素酸化物(NOx)濃度測定装置 APNA-370
JIS B 7953「大気中の窒素酸化物自動計測器」に規定された化学発光方式(CLD)に基づく測定装置です。光触媒のガス濃度管理、脱硝触媒の性能評価実験、クリーンルームの雰囲気監視や文化財の保存環境に活用できます。
原理:
大気汚染監視用窒素酸化物(NOx)濃度測定装置・自立形 APNA-3700R
JIS B 7953「大気中の窒素酸化物自動計測器」に規定された化学発光法(CLD)に基づく測定装置APNA-370と、記録計とプリンタ機能をもつハイブリッドレコーダを搭載し、現場にてトレンドデータ解析ができる自立形測定装置です。
原理:
窒素酸化物(NOx)濃度測定装置 APNA-370【高感度】
JIS B 7953「大気中の窒素酸化物自動計測器」に規定された化学発光方式(CLD)に基づく測定装置です。光触媒のガス濃度管理、脱硝触媒の性能評価実験、クリーンルームの雰囲気監視や文化財の保存環境に活用できます。
原理:
NH₃濃度
アンモニア(NH3)は、し尿のようなにおいのするガスであり、悪臭防止法により悪臭物質の1つとして定められています。家畜排泄物や肥料、自動車から多く排出され、大気中の窒素酸化物(NOx)や硫黄酸化物(SOx)と反応し、PM2.5の原因物質になるとも言われています。
アンモニア(NH3)濃度測定装置 APNA-370/CU-2
酸化触媒処理後の増加窒素酸化物(NOx)成分をアンモニア(NH3)濃度として化学発光法(CLD)により測定する装置です。最小検出感度5 ppb(2σ, 2 ppmレンジ)での連続測定が可能です。
原理:
アンモニア(NH3)、アミン濃度測定装置 APNA-370/CU-2【高感度】
酸化触媒処理後の増加窒素酸化物(NOx)成分をアンモニア(NH3)濃度として化学発光法(CLD)により測定する装置です。最小検出感度5 ppb(2σ, 2 ppmレンジ)での連続測定が可能です。
SO₂濃度
二酸化硫黄(SO2)は、主に石油や石炭など硫黄分が含まれる化石燃料が燃えるときに発生し、ぜん息や酸性雨の原因になります。
大気汚染監視用硫黄酸化物(SO2)濃度測定装置・自立形 APSA-3700R
JIS B 7952「大気中の二酸化硫黄自動計測器」に規定された紫外線蛍光法(UVF 法)に基づく分析計APSA-370と、記録計とプリンタ機能をもつハイブリッドレコーダを搭載し、現場にてトレンドデータ解析ができる自立形測定装置です。
原理:
H₂S濃度
硫化水素(H2S)は、腐った卵のようなにおいのあるガスであり、悪臭防止法により悪臭物質の1つとして定められています。目や気道への刺激・頭痛・めまいなど多くの人的影響を及ぼします。地熱地帯や温泉地帯でも発生することがあります。
硫化水素(H2S)濃度測定装置 APSA-370/CU-1【高感度】
酸化触媒を用いて、硫化水素(H2S)を二酸化硫黄(SO2)へ変換後、紫外線蛍光法(UVF)でH2S濃度を測定する装置です。
CO濃度
一酸化炭素(CO)は、主に炭素化合物不完全燃焼で発生し、人が吸い込むと血液中のヘモグロビンと結合し、酸素運搬機能を阻害するなどの影響を及ぼします。また、温室効果ガスであるメタンの寿命を長くするとも言われています。
一酸化炭素(CO)濃度測定装置 APMA-370
JIS B 7951「大気中の一酸化炭素自動計測器」に規定された非分散形赤外線吸収方式(NDIR)に基づく測定装置です。ミルクパウダーなどの防塵防爆管理、バルクガス管理や燃焼器具排ガス測定に活用できます。
原理:
CO₂濃度
二酸化炭素(CO2)は、地球温暖化が加速する主な原因とされており、近年その排出量削減に関して世界中で議論されています。また、室内環境では、良い作業環境を保つための二酸化炭素(CO2)測定が着目されています。
O₃濃度
オゾン(O3)は光化学スモッグを引き起こす1つの主要物質であり、大気中の窒素酸化物、炭化水素類が太陽光線を受けて光化学反応を起こすことにより生成されます。光化学スモッグは人の目の痛みや吐き気、頭痛などを引き起こします。
オゾン(O3)濃度測定装置 APOA-370
JIS B 7957「大気中のオゾンおよびオキシダントの自動計測器」に規定された紫外線吸収方式(NDUV)に基づく測定装置です。食品工場などのオゾン管理、プリンタなどでの発生O3量確認や文化財の保存環境に活用できます。
原理:
大気汚染監視用オゾン(O3)濃度測定装置・自立形 APOA-3700R
JIS B 7957 「大気中のオゾンおよびオキシダントの自動計測器」に規定された紫外線吸収方式(NDUV)に基づく測定装置APOA-370と、記録計とプリンタ機能をもつハイブリッドレコーダを搭載し、現場にてトレンドデータ解析ができる自立形測定装置です。
原理:
NMHC, CH4, THC濃度
炭化水素は炭素と水素が結合した有機物の総称です。非メタン炭化水素(NMHC)は、光化学スモッグの光化学反応に関与しています。またメタン(CH4)は地球温暖化を加速させる温室効果ガスの主要物質です。
大気汚染監視用全炭化水素(THC)濃度測定装置・自立形 APHA-3700
JIS B 7956「大気中の炭化水素自動計測器」に規定された水素炎イオン化検出法(FID)に基づく装置です。3成分(CH4、NMHC、THC)を高感度0.05ppmC(2σ、5ppmCレンジ)に連続測定可能です。
原理:
粒子状物質関連(PM2.5, PM10, SPM、元素、BP)
浮遊粉塵は無機有機元素などさまざまな物質で構成されており、粒径によりSPM, PM2.5, PM10などに分けられます。粒径が小さくなるほど、体内の奥まで入りやすく呼吸器疾患などを引き起こしやすいと言われています。また、粒子状物質には地球温暖化に影響を与えている短寿命気候汚染物質もあり、ブラックカーボンはその代表的な物質です。
大気汚染監視用 (PM2.5) 濃度測定装置 自立型 APDA-3750A
JIS B 7954 「大気中の浮遊粒子状物質自動計測器」に規定されたβ線吸収方式に基づく装置です。粒径2.5ミクロン以下の微小粒子のみを採取し、その濃度を連続測定します。また独自構造のPTFEテープを採用し、重量濃度測定だけでなく、粒子中の成分分析用フィルタとしても活用できます。
原理:
大気汚染監視用浮遊粒子状物質(SPM)濃度測定装置・自立形 APDA-3700
JIS B 7954「大気中の浮遊粒子状物質自動計測器」に規定されたβ線吸収法に基づく測定装置APDA-370、記録計およびプリンタ機能をもつハイブリッドレコーダを搭載し、現場にてトレンドデータの解析ができる自立形測定装置です。
原理:
大気汚染監視用窒素酸化物(NOx)・浮遊粒子状物質(SPM)濃度測定装置 APMS-3721ND
環境基本法に基づき常時監視が必要な大気汚染物質のうち、窒素酸化物(NOx)と浮遊粒子状物質(SPM)を組み合わせた自立形測定装置です。国や地方自治体の一般環境大気測定局および自動車排ガス測定局における大気汚染物質の測定や、環境アセスメント調査に適します。
原理:
大気汚染監視用硫黄酸化物(SO2)・浮遊粒子状物質(SPM)濃度測定装置 APMS-3721SD
環境基本法に基づき常時監視が必要な大気汚染物質のうち、硫黄酸化物(SO2)と浮遊粒子状物質(SPM)を組み合わせた自立形測定装置です。国や地方自治体の一般環境大気測定局および自動車排ガス測定局における大気汚染物質の測定や環境アセスメント調査に適します。
原理:
[HORIBAグループ全社休業のお知らせ]
誠に勝手ながら、2022年11月3日(木・祝)~11月6日(日)はHORIBAグループの全社休業日となります。この間にいただいたお問い合わせにつきましては、11月7日(月)より順次対応いたします。ご不便をお掛けしますが、ご理解、ご了承いただけますようお願いいたします。