測定専用化カスタマイズ

ゲル材料網目構造を評価

不均一なゲル材料を簡単に評価する指標がなかった。

動的光散乱法を採用したナノ粒子解析装置に、ゲル中の多点測定機構と、ゲルに特化した演算方式を採用し、ゲルの網目サイズを評価する専用機を開発しました。この専用機ではゲルの網目構造を簡便に解析でき、不均一なゲル材料の内部情報を取得することが可能になりました。

技術

セルロースナノファイバー(CNF)の濃度が上がると、密度が高くなり、網目サイズが細かくなります。測定結果より、網目サイズとCNF濃度の間には相関性が確認できました。

お客様の声

  • 大型試験施設や材料を凍結させ、低真空SEMで観察する方法でしか評価できなかったが、これにより試作したゲルが即座に評価でき、新たな評価指標もできた。
  • 今までわからなかったゲルの内部情報(網目サイズや温度による状態変化)がわかり、ゲルの機能設計に役立った!